枢機卿モロク

蠱惑的に微笑み彼女は肢体をくねらせた。
その視線に囚われた者、さながら夢を見るが如く
嫋な腕に身を委ねる。
哀れな彼等の目が終に映す光景は
獄界の枢機卿が浮かべる酷薄な笑みであった・・・
魔物頭

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